暖かい季節になってまいりました。いよいよ観光シーズンの到来です！
冬の間に縮こまってしまった身体を伸ばして、トレッキングやハイキングなどで外を歩きたくなるシーズンですね。せっかく歩くなら綺麗な景色と美味しい空気を吸って、心と身体のリフレッシュをしたいものです。そんな貴方には「立山黒部アルペンルート」をお薦めいたします！
北陸の富山方面からお越しいただく場合と、信州の長野方面からお越しいただく方法がございます。
名古屋から富山までは特急しらさぎ、北陸新幹線の乗り継いで約４時間、または名古屋から特急しなので松本経由、信濃大町方面から行くこともできます。どちらから入っていただいてもアルペンルートの美しい自然を堪能しつつ通り抜けしていただくことが可能です。
アルペンルートは雄大な大自然を保護するために、マイカーの乗り入れを規制しております。そのためアルペンルート内の移動はケーブルカー、バス、ロープウェイなどを乗り継いでお進みいただく形となります。山々の美しい風景をご覧いただきながら進むケーブルカーや雄大な立山連峰を見下ろしていただくロープウェイなどさまざまな乗り物を楽しんでいただけますが、室堂から大観峰への移動途中にあります立山トンネルトロリーバスは、今年２０２４年の今シーズンでその役目を終えます。来シーズンからは電気バスが導入される予定です。この立山トンネルトロリーバスは現在日本に唯一残るトロリーバスであり、バスと呼ばれますが、正式名称は「無軌条電車」という名前です。電力で走りながら一般道を走ることはなく電車線のあるところしか走らないという法律上も「電車」に分類されているユニークな乗り物です。乗り物好きな方には必見のトロリーバスに乗れるのは、今シーズンのアルペンルートが最後になりますため、限定グッズの発売やラストランセレモニーイベント等、数々のイベントが用意されているようです。
アルペンルートの中でも、大迫力の立山連峰を間近に望める室堂平の「みくりが池」の美しさは必見です！その紺碧の湖は息をのむ美しさで、一生の思い出になること間違いなしです。澄んだ湖面の「みくりが池」は、アルペンルートの中のほぼ頂上に位置する立山室堂にあります。約１万年前にできたと言われており、湖の周囲は約６３０ｍ、水深は約１５ｍの火山湖で、北アルプスで最も美しい火山湖といわれています。室堂ターミナルからは綺麗に舗装された遊歩道を歩いていくことができるので、ハイキングにもぴったりです。例年6月までは深い雪で覆われていますが７月から１０月までは、紺碧の湖面に雄大な山々を映し出し美しい姿を見せてくれます。
室堂とほぼ同じ標高に位置している「大観峰」は、アルペンルートの絶景ポイントです。大観峰雲上テラスは立山トロリートンネルバスと立山ロープウェイの駅にあり、断崖絶壁にせり出すようにして建っているテラスです。屋上以外は外へ出ることはできませんが、駅の屋上展望台からの眺めが素晴らしく黒部湖や後立山連峰の大パノラマやアルペンルート随一の美しさが眼下に広がります。
アルペンルートには珍しい高山植物や可愛いらしい動物も多く生息しています。立山霊山では昔から「神の使い」とされ、大切にされてきた雷鳥。この辺りは餌となる植物などが豊かな場所であり、親子連れの雷鳥の可愛い雛が見られることもあります。また、冬には真っ白になるオコジョの毛並みは、暖かくなると地面と同じ茶色に変わります。警戒心が強くなかなか発見することができないのですが本当に可愛らしい生き物なので探してみて下さい。
アルペンルートといえば、有名なのが通称「くろよん」と呼ばれる黒部ダムの観光放水です！日本一の高さを誇る巨大ダムの観光放水は大迫力で、毎秒１０トンから１５トンもの水が噴き出す様を間近でご覧いただくことができます。黒部ダムは日本一の高さのダムで１８６ｍもの高さがあります。お天気の良い日に陽光を反射してキラキラと輝きながら出る虹は本当に美しく、黒部ダムの雄大さを感じさせてくれます。また、黒部湖の湖上から雄大な北アルプスの山々をご覧いただくには「遊覧船ガルベ」がお薦めです。旅行会社では遊覧船のオプションも用意しております。黒部ダムの展望台や階段、レインボーテラス広場からは放水を間近でご覧いただくことができ、絶好のビューポイントです。黒部ダムにはレストハウスがありますので、黒部ダムカレーや埋蔵金ソフトクリームなどを楽しんでいただけます。その中でも黒部ダムシフォンケーキは、ふんわりしたシフォンケーキの上に多量の生クリームをおかけすることで黒部ダムの豪快な放水を表現しております。
お泊りはアルペンルートの中心、標高２４５０ｍにある星空に一番近いリゾートと呼ばれる「ホテル立山」はいかがでしょうか？ ホテルスタッフが案内する室堂平の散策や、美しい星空を見るスターウォッチングや、朝の雷鳥ウォッチングなどが人気のホテルです。また、標高１９３０ｍにある弥陀ヶ原にある「弥陀ヶ原ホテル」もお薦めです。ゆるやかな起伏が続く木道を湿原や高山植物などをお楽しみいただきながら辿り着くことができ、天候や好条件などが合わされば、ホテルのロビーや大浴場からも雄大な雲海がご覧いただけます。神の住まう霊山といわれる、立山黒部アルペンルートのご相談は当店におまかせください。
